またまた大学院の公開講座へ。
そろそろ単位の1つでも取りに行かないといけないが、ここの授業は本当に面白いと思う。
今回の授業を通じて、心に残った事をメモとして。
戦略とは何か?
簡単な文だけど、非常に難しい概念だと思う。
googleで検索すると
戦争・闘争のはかりごと。戦争の総合的な準備・計画・運用の方策。
と出てくる。
定義が大きい分、非常に曖昧だと思う。
特にどうしても「戦い」という文字が入っているせいもあり、「戦いに勝つための取るべき戦い方」というように考えていた。
理念と戦略、戦略と戦術
似たようなことだけど違うこの3つ。
理念は「自分たちが向かうべき方向性」というようなのがしっくりくるかな。
ここがブレると、実現するモノやサービスが全く違うものになってしまう。
理念は大事。でも理念だけでは物事は進まないので、それをある程度具体的に詳細化する必要がある。
これが戦略。
では具体的には何をもって戦略というのか?
目指す姿+打ち手=戦略
打ち手がないものは戦略とは言わない。
サッカーのグループリーグで「勝ち点4を獲得する」というだけでは「戦略ではない」ということだ。
「チームAは強いから負けても仕方ない。ただし、点差は1点差以内で。チームBは互角だから引き分けも考えながらの戦いに。チームCは必ず勝ち点3を取りに行く」というのがあって初めて戦略。
その中で、より具体的にチームAとの戦いは守備的に行き、チームBとの戦いはいつも通りで後半30分まで0-0なら引き分けを見据える、チームC戦は2トップで攻撃的に行こうという戦術に落ちていく。
あまり戦略と戦術の線引きはしなくてもいい、と仰っていたので、その通りなんだろう。
多少意味合いに違いこそあれ、そこまで差があるとは思えない。
売上が無い人に対し、「今月の利益は1000万円を目指せ」というだけではダメで、きちんと「どこを攻め、どうやって攻めるのか?」まであって初めて上司としての価値がある。
もちろん戦略は
- 長く
- 力強い
ものが望ましいが、そんなものはめったにない。
実際は
- 筋が通って
- 具体的
なものになる。その中で、たまーに長く活躍するものが出てくる。なんども戦略は組み直して、何度もチャレンジしないと訪れないもの。
物事を成し遂げるには
- 想いと情熱
- 環境
これが大事というのも分かる。
やり切ることは大変だし、難しい。アフィリエイトで儲ける人がスゴイのは続けることができること、ということを色々と目にする。続けることがかなり難しいというのは、人間誰しも経験済みだろう。このブログもきちんと1年まずは続けることを目標にしたい。
最後にこの授業で最も心に残ったのは
「努力している人が、戦略を持っているとは言えない。」
厳しいが、心に留めようと思う。
戦略を考える癖をつけるのは重要だ。「あーこれ面白そう、やってみたい」で終わらせないようにしよう。