先日の「天空の城ラピュタ」でのバルスのツイート。
半減したというニュースを見て、人間は何と天邪鬼なものよ。
これを上手く使わないといけないし、逆に教訓にしなければならないという戒めも込めて。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1601/18/news113.html
この手のことは、自然発生的に出てくるものであり、あれだけ煽れば醒めるという典型だ。
「勉強しろ」と母親に言われ「やろうと思ってたのになー。やる気無くなっちゃった」と言うのと一緒。
ネット民と一般人との違い。
2ちゃんねらーと一般のネット民との違い。
もっともっと行動分析とかをしていく必要があると思う。
教訓1 ネットの文化を前面に出してはいけない
「知らない事を知っている特別な自分♪」という気持ちは誰でも持っている。
でもこれって特殊な事ではなく、インディーズの歌手がメジャーデビューすると「メジャーデビューして変わってしまったな」とか言うのと一緒。
知られたいけど、知られたくない。
注目してほしいけど、ある特定の人だけに注目されたい。
変わった事を知っている私でいたい。
このようなことを守ってあげないといけない。
2ちゃんねるのような所から出たものとかは特に。
教訓2 サブカルチャー相手に御膳立てをしてはいけない
あまり企業がタイアップしたり、やれやれというとやらなくなる人だということを理解しないといけない。
言い方は悪いが、少し悪ふざけをしたいという気持ちはある。
サーバをダウンさせるなんて基本的には悪い事。
それを「はい、やって下さい」と言われたら逆に恐縮してしまう。
特に少し悪ふざけ系の事は、御膳立てすると途端に勢いが落ちる。
どうすれば良かったのか?
最も簡単なのは何もやらないことだろう。
「さあ、皆さん。踊って下さい」と舞台を作ると逆に踊らない人が多いので、大々的にやるとスベる。
ただ、それだとプロモーションにも何にもならないので、「お前らのこと気に喰わないけどやってやってもいい」という流れを作るか、こっそり新たな弾ける場所をさりげなく提供するしかない。
「サーバをダウンさせたら1000万円」とかだと、商業主義が見え隠れするので、多分ダメだろう。
例えば、twitterの公式で「今週『天空の城 ラピュタ』が放送されますが、一部ユーザによる特定の行為により迷惑しています。やらないようにお願いします」とか出すなんてのはどうだったろうか?
「やらないで」と言われるとやりたくなる心理を利用する。
2ちぇんねるで「おい、twitterをマジで落として困らせようぜ パート2」とかが自発的に出てこないといけない。
その上で、結果を暫くしてから「あの時は厳しかったが何とか耐えられた。でもギリギリだ。次は分からない。」とか公式で出せば、「あと少しだった。次こそ」が生まれるかもしれない。
やってみないと分からないが、恐らく「やって下さい」より「やらないで下さい」の方が効果がありそうな気はする。
応用できる所
この心理を応用すると、1月恒例の荒れる成人式。
あれだって逆説的に考えれば、「成人式で真面目な人が多い中で目立つ自分」が心地いいわけで、「さぁ皆さん、じゃんじゃん荒れて下さい。荒れたい人は派手な袴で必ず来て下さい。」と言われたら行くだろうか?
市長のお堅い挨拶が終わり、司会が
「えー、それでは、次は〇〇さん一派に舞台上で盛大に暴れて頂きます。持ち時間は15分です。張り切ってどうぞー」と言ってノコノコと出てくる奴はあんなことしない。
怒られてナンボ。メディアで批判されてナンボ。
捕まえられて外に出されて「俺はやったぞ!」と悦に浸るということを理解してあげないといけない。
「真面目な式典でアウトローな自分」がいいんだ。
是非とも荒れる成人式に悩んでいる所は、式次に「荒れる成人による舞台上での暴れ時間」を入れて頂きたい。どうなるかを見てみたい。