ロボホンに会いに行ってきた

スポンサーリンク

シャープが売り出しているRoBoHoN(ロボホン)。

IMG_1854

ココロ、動く電話。」というキャッチコピー。こちらで買えます。

これがまだ東急プラザ銀座で会えるということで、会ってきました。

ポイントとしてパンフレットに書いてあることと言えば、

  1. 話がわかるロボットです。
  2. いっしょにおでかけします。
  3. こう見えてもスマホです。

ということです。

体長が19.5cmで重さが390gということで、それなりに大きいですし、持つと軽い感じはしません。
少なくとも、今のスマホからしたら重い部類に入ります。

値段はアマゾンリンクも張った通り20万円位しますので、全く安くないです。

「踊って」と言えば踊ってくれますし、「写真撮って」とかで写真を撮ってくれます。
愛らしい外見ですし、ロボットの形としては面白いのではないかと思います。売れるかどうかは別にして。

ドラえもん型ロボット市場が生まれるか?

ロボットの市場はNEDOの発表している予測を見ると以下のようになっています。

ロボット市場

出典:2012年 ロボット産業の市場動向 経済産業省 産業機械課(平成25年7月)

特にサービス型の伸びが大きく、昨今の人工知能や自然言語解析の技術が広まることによるサービスが期待されていると考えます。

ルンバとかはロボットですがお掃除に特化していますし、ソニーが作ったAIBOは犬だというのもありますが、喋りませんでした。

ロボットはドラえもんや鉄腕アトムに代表されるように、「人間に近いロボット」という価値を日本人は特に持っていると思いますので、1人1台ロボットの時代が来る可能性は高いと思います。

そういう意味で、このロボホンの取り組みは非常に興味深いです。
未来を先取りしているかなと思います。

今後「人間の生活をサポートする」という非常にざっくりとした機能を売りにしたロボットが出てくるでしょうし、人工知能と繋がって個人コンシェルジュみたいなロボットも出てくるでしょう。

ロボットの価値を分けるものは何だろう?

壊れないとか丈夫、電池の持ちがいいという物理的なものではないでしょうね。
ハードウェアの差は物をつかむレベルまでは競うかもしれませんが、それ以降はなかなか難しい気がします。
「速く走れるロボット」というのがあっても仕方ないと思いますし。

そうなると、アプリケーションが多い少ないというのがどこまで差になるか?ですね。

レシートを読ませれば勝手に家計簿管理してくれるとか、冷蔵庫管理をしてくれるとか、電源管理もしてくれるとか。
IoTで家電と繋がり、ロボットが考えて電気をつけたり消したりしてくれて、冷蔵庫の中身が切れたら「牛乳が残り僅かです」とか話してくれるようになり、そのうち献立を勝手に考えてくれて、それのレシピを用意し、必要な食材をお取り寄せで帰宅時間に届けるなんて事もしてくれるかもしれません。

とはいえ徐々にアプリケーションの差なんてなくなるのは見えています。
今の携帯電話だって、アプリをインストールするか否かの差です。
結局個人の趣味の差になります。

2035年には情緒的な価値がロボットの価値になってくるのかなと。

  • 可愛らしい
  • 連れて歩きたい
  • 一緒にいて癒される/楽しい

ロボットは人に近づき、でも人ではないので、ロボットの形を保ったまま進化する。
最終的にはドラえもん型に落ち着く気がします。

あまりにもリアルだと「不気味の谷現象」が現れます。

中途半端に滑らかに話されると嫌悪感を抱きますので、機械っぽくするか、人と区別できないレベルで滑らかに話すかは今後の発展次第でしょうね。

全てのモノ・サービスをロボットに

  • ペット×ロボット=AIBO
  • 掃除×ロボット=ルンバ
  • 携帯電話×ロボット=RoBoHoN

成功の有無は置くとして、あらゆるものをロボットと組み合わせてみるのは特にこの時代、アイデアを考える上では非常に重要だと思います。

ロボットの形である必要もなく、人間をサポートするという点だけでアプリケーションを考えてみます。

  • 冷蔵庫(在庫管理)
    重さセンサーとロボットを接続し、飲み物やタマゴ、ヨーグルトなどここにおいておけば勝手に管理してくれる。
  • 健康管理/栄養管理
    食事の写真をロボットが勝手に撮り、明日の昼ご飯はここのランチを食べて下さい、とか指示をする。
  • 資産管理
    家計簿ソフトは既にあるので、最適な資産運用をサポートしてくれる(これは既にあるか?)
  • 解説
    ニュースなどを喋って解説してくれる。読み上げるのではない所がミソかな。

と、全然浅いアイデアですが、何かとロボットを組み合わせるというのは絶対に考えないといけない時代になっていると思います。

これから値段はどんどん下がるでしょうし、そうなった時に何が決定的な差になるのかを見極めて、市場に投入してみないと分かりません。

アンドロイドアプリを作る訓練をしておきましょう。

 

これが踊っているロボホンです。かわいらしいのは認めます。

IMG_1857

スポンサーリンク